恐怖のラブレター
今回は『ちょっと強烈なネタ』です。
あらすじを話すと、ある日、中学の同級生から手紙がきたのが始まり。
その子とは特に仲が良かったわけでもなく、同じクラスになったことがある程度の関係でした。
百聞は一見にしかず、まずはその手紙を実際に見て頂こう。
という内容。
貰って気分の悪い手紙ではないし、寧ろちょっと嬉しいもの。
学生時代は実家に住んでいたため、この手紙は実家に届くことになる。
だが、僕は引っ越していたので、この手紙を見たのは投函されてから1ヵ月後のことだった。
相手は無視されたと思ってるんじゃないかと思い、とりあえずお詫びの言葉をメールした。
しかし、何故か返事は来なかった。
1ヶ月も後だから、もう興味がなくなったのかなと思い、この話は完結したかのように思えた。
ところが僕の知らない間に、実家には第2、第3の手紙が届いていたのである!!
これが2枚目の内容である。
メールが届かない・・・果たしてそんな事があるだろうか?
僕の友人にもボーダフォンは多数いるが、そんな話は聞いたことがない。
何故かどうしても僕の電話番号を入手したがっているように思える・・・。
どことなく違和感のある文章である。
だが、本当に恐ろしいのは3枚目だった!
3枚目を見る前に、以下の点を確認しておきたい。
1.顔も知らなければ、喋ったこともない相手である。
2.相手も卒業アルバムに載っている僕の写真以外、僕のことは何も知らないはずである。
3.僕は最初にメールを送ったあと、一度も連絡をしていない。
さて、以上のことを十分に理解したなら、3枚目をご覧頂こう。
((((;゚Д゚)))ガクガクブルブル
もう一度言うが、顔も知らなければ、喋ったこともない相手である。
向こうも、僕の顔以外は何も知らないはずなのに、いきなり東京。(僕は関西住み)
常識で考えればありえない内容の手紙だ・・・。
しかもよく見ると、僕の貯金で行くことになっているのがまた恐ろしい。
1枚目の手紙を貰ったときは少し嬉しかったが、ここまで来ると笑えないものがある。
寒気というか…言葉にできない恐怖を感じる。
僕はこの手紙に返事をする勇気はないが、返事をしなければ呪われそうな雰囲気さえある。
そうやってこの手紙の前に困惑していたところ・・・。
何と4枚目が来たのである!!
一応注意しておくが、4枚目は3枚目よりもブッ飛んだ内容である。
あなたが3枚目の手紙を見て、恐怖を感じたなら、4枚目は見ないことをお勧めする。
『もしも自分の家に、知らない人からこんな手紙が来たら…』
そう思って次の手紙をご覧頂きたい。
1枚目の嬉しさも、月までブッ飛ぶこの衝撃。
しつこくもう一度言うが、顔も知らなければ、喋ったこともない相手である。
初対面ですらない相手に、こんな手紙を書くだろうか?
文章が支離滅裂なのが、また恐ろしい。
『仲良くするな。アホか!』
怖い。怖すぎる。どうしてこうも怖いのだろう。
面白い話 とあるが、普通につまらないところもポイントが高い。
『面白いお手紙ありがとう。一緒にレインボーブリッジに行きましょう。』
ねーよ。
それはない。そうはならないだろ。
『私の事気持悪いもしかして…。』
気持ち悪いというか、気味が悪い。
相手の脳内では、僕は既に友達かそれ以上の関係になっているのだろうか…。
どこかストーカーに似たものがある。
顔も知らない相手から熱烈なアプローチを受けるのが、こんなにも恐ろしいとは思いませんでした。
さて、今のところこの4枚目で手紙は終わっているのだが、僕はどうするべきだろうか。
このまま無視をするか、返事をするか…。
何しろ底知れぬ恐ろしさを持っている相手なので、無視をするのも恐い。
でももう関わりを持ちたくないので、返事もしたくない。
こうしている間にも、実家には第5の手紙が来ているのかもしれない…。