|
1.holyneedle |
★★★★☆ |
前作のアルバムとは、かなり路線を変えてきたと感じられる一曲。
曲調はゆっくりだけど力強く、どこか神秘性のあるメロディになっている。
タイトルは訳すと「神聖な針」ということで、歌詞は宗教絡みな感じ。
それにしても大佑の作詞センスには毎回驚かされる。
「眼に映る傷は薬で 映らない傷は時間が治す
あぁ時間が経たずに口を開くは 迷いの海か 無間地獄か 何故?」 |
|
2.XII DIZZY |
★★★★★ |
今回のアルバムから唯一シングルカットされた曲。
がなり声と裏声を瞬時に使い分ける高度なテクニックがスゴイ。
綺麗なメロディも盛り沢山なので、蜉蝣の味をたっぷり堪能できる。
歌詞は「12の眩暈」という事で、宗教では有名な12通りの苦しみ。
失恋したからって12の苦しみの話を持ってくるのはどうかと思うが(笑)
「迷いと苦しみ12通りに分かれた 遠い昔偉い人が言ってたんだ」
|
|
3.螺旋首 |
★★★★★ |
もうこの曲はとにかく抜群に歌詞が面白い。
曲自体も勢いがあって気持ちいいし、メロディには狂気を感じる。
好きな人に対して欲求が溢れるのは健康なことであってエロではない、って事を主張してます。
「嫌われていくすごい速さで」の一節が最高ですね。
「あの娘求めて首が伸びてく あの娘求めてアレが伸びてく」
|
|
4.恍惚地獄 |
★☆☆☆☆ |
螺旋首の所為で印象が薄いのかもしれないが、全然耳に残らない。
なんかシャウトしてるだけで何が言いたいのかも解らないし、メロディも微妙。
確かにシャウトは凄いが、蜉蝣はそれだけじゃないだろう。
「<suck><wet><lick><mad><sit astride>」
|
|
5.摩擦信仰 |
★★★★☆ |
心の葛藤で色んな想いが擦れ違い、その摩擦で火が起きちゃった!
と、まぁ曲の流れを書くと変な感じだけど、メロディが凄くいい。
メロはおどろおどろしく進んでいくんだけど、サビがかなりメロディアス。
そして今回かなり毒を吐いてますが、こんなこと書いていいのだろうか。
「評論家って人たち クズにしか見えないけど 見れば見るほどに本当にクズ野郎さ」
|
|
6.痺れ心 |
★★★☆☆ |
ピアノの妖しいイントロがいい!
でも歌が始まったらAメロが10秒ほどあるだけで、後は叫ぶ叫ぶ…。
なんでこんなに勢いがあるんだろう(笑)
歌詞はなかなか興味深いことを言ってます。
「ソレが大人の姿と言うなら 僕は全然興味がないから 誰も触らず放っといてくれ」
|
|
7.傘 |
★★★★★ |
蜉蝣の曲のなかでも特に哀愁あるメロディで、切なさ全開な歌。
かなり高音で歌い上げるんですが、そういう歌い方がやっぱり上手いと思った。
全体的に激しい曲が多いこのアルバムの7曲目ということで、一種の清涼剤になってます。
こういう悲痛な歌にこそ、シャウトは生きてきますね。
「あの時に帰る事が出来るのならば僕は
君を冷たい雨にさらす事無く心の傘広げて君を守れただろう」
|
|
8.憎しみの独り芝居 |
★★★☆☆ |
これもやっぱり歌詞が面白い。タイトルからもうセンスを感じます。
ただ、曲の展開がなんだか摩擦信仰と似てて、インパクトが薄いなぁ・・・
愛する余りに、愛は憎しみに形を変えるわけですか…うーむ。
こういう絶望系の歌詞を書くのが大佑は本当にウマイ。
「あの人を憎んでる 憎んでる 恐いくらい 刻んだ躰が 痛みまだ感じられず」
|
|
9.3・2・1 |
★★★★☆ |
ほぼシャウトとサビだけという構成です。
だけどやっぱり歌詞が面白いんだよなぁ。
フラれて強がってるけど、心の奥では…という気持ちが垣間見れました。
曲の展開にもう少し広がりがあれば名曲だった。
「君にさよならしてあげる カワイイ君の為だから」
|
|
10.恋唄 |
★★★★☆ |
さわやか疾走系。
歌詞も珍しく正統系で、普通にJ-POPとしていけそうな感じ。
サビのメロディはかなり良いのに、それ以外が…。
AメロBメロもしっかり作りこんでくれれば、満点だったのになぁ…。
「君に届くように いつか届く様に 僕は歌い続けたけど…」
|
|
11.光の影 |
★★☆☆☆ |
珍しく大佑が作曲。
光・影という対称なものだけど、その関係は実に複雑。
光が無ければ影も出来ないし、影が無ければ光の存在に気付かないからね。
でも、このアルバムの中では特に印象に残らない曲。
「僕に出来るのは傍に居る事だけ 気の利いた言葉も云えない」
|
|
12.呪縛音 |
★★☆☆☆ |
これまた歌詞が面白いんだけど曲が…。
かなりダークな事を言ってるんだから、曲ももっとヘヴィにしてほしかった。
とにかく「死んでください」という気持ち全開な内容。
最後は何故かテクノ調になるのが意味不明(笑)
「首吊りでどうぞ ギリギリ締め付けろ 飛び降りでどうぞ バラバラに砕けろ
刃物でどうぞ ズタズタ切りつけろ 薬でどうぞ 逃がしはしないから」
|
|
13.別離路 |
★★★☆☆ |
最後を締めるのはやっぱりバラード。
アルバム全体が狂気で溢れてるから、ラストに清涼剤を置いてる感じだね。
内容は恋人が死別してしまった歌。
こういう人の気持ちを書かせても大佑は一流です。
死を受け入れて前向きになろうとしてるけど、前向きになれない気持ちが泣ける
「叶うのならもう一度逢いたい 伝えきれず燻った想い届けたい」
|
|
総じて・・・ |
★★★★★★☆☆☆☆ |
蜉蝣にとって2枚目のフルアルバム。
前作の「蜉蝣」よりも世界観に深みが増した感じがして良くなっていると思うが、
13曲の中でシャウトを一切使用しない曲が2曲だけ…と、中身はかなりヘヴィ。
次々と重々しい楽曲が並んでるので、聞いてる方は少し疲れてしまうかな…。
いつも独特のセンスを発揮してる大佑の歌詞だけど、今作も絶好調です。
歌詞を見るだけでも面白いんじゃないかな。
総じて、とにかく攻めに攻めたアルバムという印象。
蜉蝣独特の魅力は充分に堪能できると思います。
|
|
1.裸眼 |
★★★☆☆ |
アルバムの一曲目にしてイントロがほぼない曲。
いきなり大佑の歌声から始まるので少しビックリした。
静かで感情の篭った曲だが、バラードと言っていいのだろうか…。
アルバムの途中にこの曲があったら飛ばすが、始まりとしては良い曲だと思う。
「この眼に君だけを映していたい」 |
|
2.仏の性癖 |
★★★★★ |
蜉蝣に今までありそうで無かったタイプの曲。
打ち込みが多く、奇妙なリズムが面白い。
サビは早口でエフェクトもかかっているので聞き取りにくいけど、面白い事を言ってる。
「俺はオカシクなんかない 何て言われようと 」
|
|
3.手 |
★★★★★ |
高く切なく歌い上げる蜉蝣の得意なタイプの曲。
ポップなメロディーでシャウトもないので、一般人にもお勧めできる。
サビは高めのキーが続くのでカラオケでは疲れると思う。
「暮れて行く空を見上げて 生きる意味を問い掛けた」
|
|
4.白い鴉 |
★★☆☆☆ |
シングルカットされた曲。
しかしながら、あまり面白みがない。
名曲揃いのこのアルバムの中では目立つことなく埋もれている感じ。
シャウトもないので、カラオケでは歌いやすいかもしれない。
「君のサヨナラに僕は耳を塞いでいた。現実を受け止めたくは無かった。」
|
|
5.循環奇形少女A |
★★★★☆ |
なかなか強烈な曲。
この曲の所為で「白い鴉」が目立たないのかも。
ヘヴィでダークな曲だけど、歌詞は前向きというギャップがいい。
蜉蝣が得意なタイプなんだけど、今作は一皮剥けた感じがする。
「何をせずとも陽は昇るから、何もせずとも日は落ちる。
何かしたって損は無い。だからゆっくりでいい、君のスピードで。」
|
|
6.落ち葉と君と僕と |
★★★★★ |
いいねー。アルバムの中でも屈指の出来だと思う。
どこか切なさを含みつつキャッチーなメロディーで、一聴しただけで好きになってしまった。
また、歌詞がメロディにとてもマッチしてる。
蜉蝣はシャウトだけじゃない!と胸を張れそうです。
「汚い海には青を知らずに溺れてる憐れな魚 自分の様で泣けてきたんだ」
|
|
7.絶望にサヨナラ |
★★★★★ |
シングルカットされた曲。今回のアルバムのメインと言える。
スピード感のある疾走曲で、高音でがなりつつ、裏声が出てくるサビが最高です。
テンションが上がるのでカラオケで歌いたいところだが、かなり難しいと思う。
ともかくかなーりカッコいいので、是非とも聴くべき!
「死への欲望にサヨナラ…迷いは消えた」
|
|
8.妄想喰らう屍 |
★★★★☆ |
タイトルからは想像できない御洒落な一曲。
ジャズっぽい雰囲気で、終始パラッパパラッパしてます。
蜉蝣がこんな曲を作るなんて…と、意外ながらも見事にハマってしまうのが凄いところ。
歌詞は得意の妄想系です。
「本当はいつもいつもネット上のまさに陸サーファー」
|
|
9.黒髪のアイツ |
★★★★★ |
ストーリー調になった歌詞が面白い!
Bメロで途端に激しくなる主人公の感情の変わり様が最高です。
そこの声は大佑の新ワザとも言える新しいタイプの声。そしてここのシャウトは超カッコイイ!
欲を言うならサビの演奏をもう少し練ってほしかったが、充分満点。
「嫌な予感は的中 ブリーチ剤が笑った despair アイツの黒髪が…」
|
|
10.暁 |
★★★★☆ |
どこかで聴いたような懐かしいメロディーに、蜉蝣なりの調味料を加えた感じがする。
全体的に疑問文で進む歌詞は新鮮でいいね。
しかし大佑はこういう突き上げる歌い方がウマイ。
「悲しみの果てに 君は何を見た?」
|
|
11.寂しさと眠れ |
★★★☆☆ |
今までのパターンからすると、こういう曲をラストに持ってくるんだけど、
今作は最後にスゴイのが控えているので、この位置に来ています。
前半は低く溜めて、後半はオクターブ上で爆発。
歌詞は良いけど、少し物足りない感じがするなぁ…
「君と最期に観た映画、今は独りきりで観ています。」
|
|
12.朦朧エピローグ |
★★★★★ |
アルバムのラストにして、超目玉曲。
ここまでの曲でかなり絶望にサヨナラしてきたのに、最後は自殺の歌て…!
シャッフルのリズムにヘヴィな音楽、そこに明るい自殺のメロディ。
この曲はマジで必聴!大佑が最高の歌声を聴かせてくれます。
皆は「自己の解放」をしないようにね!
「嗚呼 だけどやっぱり君の顔がちらついて躊躇ってしまうから、この言葉を叫ぼう」
|
|
総じて・・・ |
★★★★★★★★★☆ |
蜉蝣にとって3枚目のフルアルバム、今のところ最高傑作だと思う。
前作の「落首」は、激しい曲が中心だったので、聴いてて疲れることもあったが、
今回はアルバムに良い起伏があるので、最後まで飽きずに聞かせてくれる。
そして今作からボーカルの大佑が、かなりの成長を見せてくれたと思う。
歌うところは綺麗に歌うし、叫ぶところは極上のシャウトを聞かせてくれる。
音域も広がって、低音は色気が出てきてるし、高音はかなり高いところまで出るようになった。
歌詞は昔のようなエログロ系は控えめになっていて、全体的に真面目な印象。
R指定や性的緊張インプラントのような蜉蝣も好きだが、こんな蜉蝣もアリだと思う。
|
|
1.Lily |
★★★☆☆ |
ミディアムテンポな切ない系のロックナンバー。
1曲目にこういう曲を持ってくるとは思わなかったなぁ。
切なさの中にもスッキリした爽やかさがあって、曲としては悪くない。
でもでも、やっぱり1曲目がこれって、どうなのか。
「だから僕は此処から届けるよ君を「好き」だという気持ちを 」 |
|
2.売女の憂鬱 |
★★★★☆ |
いつもの蜉蝣らしく、激しいのがキタ!
何度も言うけど、蜉蝣はやっぱり歌詞がいいね。
でも、この中のメッセージを受け取れる人が、蜉蝣リスナーの中に何人いるのかな。
普通の声から段々シャウトに変わっていくトコがゾクゾクする!
「「勝手にあきらめてグズグズグズグズ腐っているから」でしょ?」 |
|
3.となり町の彼女 |
★★★★★ |
シングルカットされた曲。
ロックンロール調な疾走曲で、メロディが今までに無いタイプで良い!
大佑の独特な歌唱法で、終始シャウト気味になっているんだけど
それが「悔しさ」「情けなさ」「どうしようもなさ」を感じさせて最高
どうしようもなく辛い歌には、やっぱりシャウトが良く似合う!
「気付いてみれば 君は違う町に 行ってしまった 何も言わずに
君の町まで 走って行こうか それが何処だか 知らないけれど」 |
|
4.失恋という名の無情 |
★★★☆☆ |
サウンドが完全にメタルな一曲。
ユアナって、こんなギターも弾けるのか!って思いました。
切なさ+疾走系で、スピード感は抜群なんだけど、メロディがもう一つかな。
リフやギターソロがとてもカッコイイので、聴く価値はアリ!
「雨の音だけが 雨の音だけが 雨の音だけが 僕の耳を塞いだ 」 |
|
5.落下する夢 |
★★★★★ |
これはとてもキャッチー。1回聴いただけで頭に残るメロディ。
ポップとまでは行かないが、明るい曲調にネガティブな歌詞。
でも、こんな歌詞に多少共感できるあたりが、大佑の作詞能力の凄さか。
こういう気持ちになることって、あるよね!
「俺は叫ぶ ニヤけた矛盾 アイツらの無力 チャラつく理想 アイツらの惨めさに 」 |
|
6.赤の虚飾 |
★★★☆☆ |
スローテンポだが攻撃的な一曲。
嫌悪感が凄く伝わりますね。
でも、このアルバムではちょっと浮いた印象を受けました。
単体で聴けば、なかなか面白い歌なんだけどなぁ。
「カロリー高めの貴様らの態度見てると 虫酸走り胃がもたれるのさ」
|
|
7.沈む空 |
★★★★★ |
うおー最高!!
曲と大佑の声が絶妙にマッチしてる。
これは蜉蝣以外のバンドには出来ませんね!
この曲を聴くと、哀しい気持ちになると同時に、優しい気持ちになる。
歌詞はだいぶ絶望な感じですが…!
「沈みゆくこの歌が誰かに聴こえるのか?それさえもわからなくなっていった」 |
|
8.木枯らし、 |
★★★★☆ |
またまた切ない系。
冬っぽいメロディとスピード感で切なさが倍増です。
やっぱり大佑は、グッとくる歌詞を書くなぁ…。
いつも歌詞を読んで、ハッとさせられます。
「1番じゃなくていい 2番目でもいい 0になるのが すごく怖いんだ 」 |
|
9.儚き激情 |
★★★★★ |
1分半という、とても短い曲。
でも短いながらも細かい仕掛けが多々あり、展開もあって良い。
サビの1回目は静かに、2回目は激しくっていうのが好きだなー。
「変われ 変われ…」っとこが「カンガルー カンガルー」に聞こえるのは僕だけだろうか。
「何が大事かわからないのなら ナイフを貸すから自分に流れる血を舐めろ 」 |
|
10.制裁と反逆 |
★★☆☆☆ |
語尾が「て」の連発。
「儚き激情」も、単語を繰り返す系の曲だったので、なんだか似たような印象を受けてしまった。
メロディも展開も、全体的にイマイチかなぁ…。
「悲しくて、淋しくて、儚くて、嫉妬する、オカシクなる程に 」 |
|
11.絶頂スパイス |
★★★★★ |
キター!これぞ蜉蝣の真骨頂な変態系。
まずタイトルがいい。こんなタイトルは普通思いつかない。
サビの歌い方が良い!このサビは是非一度聴いてみて貰いたい。
ラストの「絶頂の果てで」ってとこのシャウトがカッコイー!!
「可愛い君の指を一本ずつ 舐めてあげるから」 |
|
12.切断失調症 |
★★★☆☆ |
語りだらけの歌。
喋ってばかりなんで、ちょっと劇チックな感じかも。
大佑の囁き声がたくさん聴けるので、ファンは嬉しいのかもしれないね。
ってか、この歌詞…ひどいなw
この歌だけ、歌詞カードが変わってて面白いです。
「少しだけキチガイながら 僕は君を見送った… 」 |
|
13.腐った海で溺れかけている僕を救ってくれた君 |
★★★★★ |
シングルカットされたバラード。
これは超名曲だと思うので、是非とも聴いてみてください。
本当に何度も何度も言うけど、蜉蝣は歌詞が良いんです。
これを聞くと、少し涙腺が緩んでしまいます。良い歌だなぁ…。
しかし大佑は音域が広がったなぁ…。キー高すぎ。
「大好きだから別れたかった少しおかしいと言われても もう行かなくちゃ涙は見せたくないから」 |
|
総じて・・・ |
★★★★★★★☆☆☆ |
4枚目のフルアルバム。
なんか、やりたいことやってるんだなぁ…っていうのを感じた。
成長は凄く見られるので嬉しいんだけど、今までの蜉蝣じゃなくて残念な気持ちもある。
極力、バンドサウンドだけでやろうとしてるのかな?余計な音があんまり無いと感じた。
曲も粒ぞろいで纏まってると思う。サラッと丸ごと聴けます。
今作は、激しさを求めてる人にはあまりお勧めできない。
代わりにメッセージ性が強いので、何かを感じたい人にはとってもお勧め。
個人的に、蜉蝣がこれからどうなっていくのか、凄く楽しみになった。
って思ってたのに、解散発表しちゃったね…。 |
|
1.夕暮れの謝罪 |
★★★★☆ |
蜉蝣のベストアルバムにしてラストアルバムの一曲目は正に蜉蝣らしいこの曲。
タイトルとは反対に、アップテンポなリフにシャウトを交えた攻撃的な一曲。
歌詞もフザけた感じで、本当に謝る気があるのかと言いたくなる(笑)
しかし曲はとてもカッコよく、シンプルな展開ではあるが、勢いを殺さない。
かなり初期の頃の曲なのに、この完成度の高さはすごいと思う。
しかしこの曲、最後まで聞いても何に対して謝っているのかは謎である。
「大嫌いだいきらい大嫌い 大嫌い大嫌いそれも仕方ないよね〜あ〜〜〜〜〜」 |
|
2.螺旋首 |
★★★★★ |
一度聞けば、頭のなかをグルングルン回るリフ。
最後まで勢いが落ちないし、歌詞が良いので楽しく聞けるのもいい。
「嫌われていく すごいはやさで」の一節が最高すぎる…。
好きな子に対して欲求が高まるのは健康な証拠であって、決してエロいからではない。
なのにどうして嫌われるんだろう… という歌。
「アノ娘求めて首が伸びてく アノ娘求めてアレが伸びてく」 |
|
3.迷走本能 |
★★★★★ |
スローテンポなバラードですが、朔-saku-もビックリな開幕後のシャウトは凄い。
このシャウトはまさに"本能"の叫びなんでしょうね。
歌詞は…かなり苦しいです。
彼女にフラれた苦しみの中で、本当に迷走しています。
感情の込め方が半端じゃないので、苦しみが伝わってきて泣きそうに…。
「嗚呼……苦しいよ」で終わるのは、本当やめてほしい(笑)
「もうどうしようもない でも認めたくはない こんな唄を歌うことくらいしか僕には出来ない」 |
|
4.鬼畜モラリズム |
★★★☆☆ |
冒頭のシャウトがかなり印象的ですが、そこがこの曲のピーク。
サビは大人しいし、ラストの大サビも何やらイマイチな感じ。
でも、実はこの曲はかなり初期の頃に発表されたことがあるのですが
その頃に比べると格段にカッコ良くなっていたので驚きました。
「かわいい僕には 噛み合わない社会だ ウソつきのオマエらには お似合いだ」 |
|
5.午前三時の太陽光線 |
★★★★★ |
穏やかなテンポで進むバラード。
かなり独特な雰囲気を持つ曲で、なかなか類を見ないです。
今までシャウト曲中心だった蜉蝣ですが、こんなバラードも出来るんだと思いましたね。
温かいイントロ、透明感のあるアルペジオ、叙情的なサビ、どれを取っても100点満点。
本当に良い曲だと思う。歌詞は自分探しがテーマかな?
「教えてよ 本当の僕はどんな人どんな顔をしてるの」 |
|
6.過去形真実 |
★★★★★ |
蜉蝣にしては珍しく、正統なビジュアルロックです。
メロありサビありギターソロありで、盛り上がるところは盛り上がるし、メロディもしっかりしてる。
半音ずらしを巧みに使って、不安定な心境を上手く表現してます。
さすがシングルカットされただけあって、完成度は高いですね。
こういうマトモな歌詞を書かせても、大佑は良い歌詞を書くよなぁ…。
一般人にもお勧めできる一曲です。
「別離の言葉切り出したその瞬間に 今までの二人の時間全て嘘になった」
|
|
7.サクラクラクラ |
★★★☆☆ |
ライブ会場で限定配布だった曲なので、収録されて嬉しいです。
切ない系のアップテンポなロックナンバー、蜉蝣の得意なタイプですね。
サビのメロディがキャッチーで綺麗ですが、それ以外は印象が薄いです。
マジメな歌詞かと思いきや「戸惑い隠せず鎖骨がガタガタ」と、変な歌詞も(笑)
「雨上がりの夜に出逢った二人は ピンクの花が咲き乱れる前に散った」 |
|
8.葬失 |
★★★★☆ |
昭和の雰囲気を持つ歌謡曲的なバラード。
サビの叙情的なメロディは心に染み渡ります。
最後のテンポがだんだん遅くなって終わるところが良いですね。
歌詞は恋人との死別がテーマで、難しい言葉を使わず、直接的な表現になってます。
結構長い曲なので、もう少し短く纏まってればもっと良かった。
「最後の恋と言い切れる程 あなたが好きでした。」 |
|
9.痺れ心 |
★★★☆☆ |
終始叫びまくりな曲。
歌詞は面白いこと言ってるんですが、シャウトで且つ早口なんで、聞き取れません。
妖しいピアノのイントロがカッコよく、実はそこがこの曲の一番いいところだったりして。
とにかく勢いのある曲。どうしてこんなに勢いがあるのか解らないくらいに…。
「ソレが大人の姿と言うなら 僕は全然興味が無いから 誰も触らず放っといてくれ」 |
|
10.渦 |
★★★★★ |
名バラードだと思う。
スローな曲調だが、サビで急にテンポが変わるのも面白い。
切ないメロディとシンセサイザーを使った壮大な演奏で、聞いていると泣けてくる…。
曲を聞いていると、崖っぷちに立って日の出を見ている主人公が浮かぶ。
最後は消えることを願う主人公だけど、ラストの一節が気になる。
「空と海が重なる話、今度話すから。」…とても意味深である。
「あの日の僕は、もうどこにも居ない。」 |
|
11.傘 |
★★★★★ |
高く切なく歌い上げる、蜉蝣の中でも特に哀愁あふれる名曲。
大佑の感情が篭っていて、サビは聞くだけで苦しくて胸が締め付けられる感覚になる。
蜉蝣は、こういう切ない歌の感情表現が上手いと思います。
ラストの、苦しそうにシャウト気味に歌い上げる大サビは、哀愁漂いすぎ。
「君を冷たい雨にさらす事無く心の傘広げて君を守れただろう」 |
|
12.XII dizzy |
★★★★★ |
12曲目だけにXII dizzyです。
シングルカットされただけあって、蜉蝣らしさが凝縮された曲だと思います。
シャウトと裏声を瞬時に使いわけるテクニックが凄く、また美しい。
歌詞は、失恋したことを宗教で有名な『12の苦しみ』に例えたもの。
ちなみにこの曲のPVは、大佑が凄い恰好してます。
「この手に残るあの娘の優しさだけが今もずっと笑っていた 12の目眩 淡い夢 消える様に」 |
|
13.リストカッター |
★★★★☆ |
これも、いかにも蜉蝣っぽい曲。
計算式が出てきたり(答は全て1)、お経みたいな部分もある変な歌。
歌も然ることながら、ギターが凄くカッコいいので、そこも注目。
ラストの「リストカット」のシャウトは、蜉蝣の中でも特にかっこいいシャウト。
ここの部分のために、この歌を聴く価値があります。
蜉蝣の曲の中でカラオケに真っ先に入ったのがこの曲というのも面白い。
「壊し壊された僕はいついついついつ出会う? 追い込み追い込まれた今 後ろの正面は誰?」 |
|
14.ゆびきり |
★★★★★ |
これは逆に、蜉蝣にあるまじきポップな曲。
シャウトも無く、爽やかな曲なので、普段V系を聞かない人にもお勧めできます。
どこか懐かしさを感じさせるメロディーで、爽やかさだけじゃなく切なさも含んでおり、
展開も複雑で飽きさせず、なかなかレベルの高い曲だと思います。
歌詞は、夢を叶えるために恋人が上京してしまう話。
「まだ好きなのに夢のために終わりを迎える二人は悲しすぎて」という歌詞が泣けます。
しかし手首を切る歌の次が「ゆびきり」というのは洒落のつもりでしょうか(笑)
「『こんなのって昔の映画か歌謡曲の様で少し素敵かしら?』
そう言いながら君は遠くへ向かう列車に乗って手を振った」 |
|
15.別離路 |
★★★☆☆ |
恋人との死別をテーマにしたバラード。
やっぱり蜉蝣は歌詞が良い…。
悲しみに暮れるだけじゃなく、そこから成長をしなければならない。
そうして前向きになろうとしているんだけど、前向きになれない気持ちが伝わってきます。
「叶うのならもう一度逢いたい 伝えきれず燻った想い届けたい」 |
|
16.縄 |
★★★★★ |
蜉蝣屈指の名曲である『縄』の新録バージョン。
まるで一発で録ったかのような、音の温かみと存在感があります。
曲の展開に変化は無いものの、サビではハモりになっていたり、細かい部分が変わっています。
歌詞は普通な恋愛モノですが、蜉蝣が書くとまた一味違います。
メロは低く低く溜めているから、サビの爆発力が凄い。
一度聞いたら忘れられないような名曲です。
「束縛したいけど君はきっと嫌がるから せめて心だけそっと縄で縛りたい」 |
|
1.一輪は蒼く |
★★★★★ |
新曲で、事実上は蜉蝣最後の曲。
解散発表後ということもあってか、非常にメッセージ性の強い歌になっています。
歌詞には「何事にも負けてはいけない」というメッセージと共に、
「自分達のファンのことが大好きだ」という気持ちが込められています。
メロディは明るく前向きで、大佑の歌も力強くて、とても解散前とは思えないほど。
その前向きさが、逆に泣けてきてしまうのがファン心理というものだろうか。
とにかく名曲なので、蜉蝣最後の曲を是非とも聞いてみてください。
「不安も苦しみも全て曝け出して 君色の花を見せつけるがいい」 |
|
2.絶望にサヨナラ |
★★★★★ |
タイトル通り、絶望にサヨナラする歌。
歌詞は「前向きになれ」と言うよりは「後ろ向きになるな」という感じ。
スピード感がありながらも全体的にメロディアスで、非常にカッコいい曲。
個人的には蜉蝣の中でも1、2を争うくらい好きな曲です。
何回聞いても飽きません。名曲。
「後は見るな もう一度言うよ 後は見るな」 |
|
3.アイドル狂いの心裏学 |
★★★★★ |
DVDはあったものの、曲自体は限定配布なので、アルバム収録は嬉しいところ。
ちょっと一線を超えてしまったアイドルオタクの歌。
妖しいイントロから始まって、囁くように歌が入り、サビで爆発する。
この曲の構成が、普段は大人しいアイドルオタクが急変する様子を表してるように思います。
歌詞は本当に危ない(笑)
大佑の歌詞はユニークなものが多いですが、これは特にすごい歌詞です。
「夜中にピーーーしました」や「フェーーーー」には笑いました。
この曲のPVは必見! 全体的に爆笑ものです。
「キミとボクは理想の二人だから 頭の中はキミで溢れている。 触りたい。触りたい。触りたい。」 |
|
4.白い鴉 |
★★★☆☆ |
曲は普通に良いんだけど、"蜉蝣の曲"にしては普通すぎるかな。
歌詞はさすがは大佑という感じで、面白いです。
全体的にメロディアスですが、展開に広がりが無い感じ。
サラ〜ッと聞き流せてしまうような歌です。
「嫌う事など 出来るわけもなく 傷付けるからもう「好き」とも言えず」 |
|
5.木枯し、 |
★★★★☆ |
冬の雰囲気がする曲。
冷たく吹き抜けるようなメロディに、心の寂しさが表れていると思います。
しかし曲としては余り展開がなく、ちょっとつまらない感じ。
ですが、歌詞が抜群に良いです。大佑は本当に良い歌詞を書きますね。
「1番じゃなくていい 2番目でもいい 0になるのが すごく怖いんだ」 |
|
6.循環奇形少女A |
★★★★☆ |
どろどろしたメロディですが、歌詞が非常に前向きで、そのギャップが面白い曲。
かなりヘビィな音で、メロディもところどころ不協和音なところが、
主人公の心の不安定さを表現しているのかな?
本当に曲だけ聞いたら攻撃的だけど、歌詞を読んだら励まされる。
「何をせずとも陽は昇るから、何もせずとも日は落ちる。
何かしたって損は無い。だからゆっくりでいい、君のスピードで。」
|
|
7.R指定 |
★★★★★ |
そうそう、これが蜉蝣だよ…蜉蝣らしすぎる曲。
「Psycho Insert」のシャウトがカッコ良すぎて悶絶しそうです。
かと思えばサビは非常にメロディアスでカッコいい。歌詞は非常にユニークで下品ですが(笑)
歌詞がしりとりになっているのも面白いです(R指定な…物、脳、唄、種、猫、声、餌、猿)
初期の頃の曲をリメイクしたものですが、リメイク前に比べると格段にカッコ良くなってます。
「18才未満の方はお断りいたします」 |
|
8.となり町の彼女 |
★★★★★ |
事実上、蜉蝣最後のシングルとなってしまった曲。
ロックンロール調の、激しくも切ないナンバーです。
大佑の歌唱法がかなり独特になっていて、ずっとシャウト気味です。
曲調的には、悲しみに暮れているというよりヤケになってる感じ。
ただ隣町の子に恋をしたというだけの内容なんですが、大佑は意外とロマンチックですね。
「暮れて行く空見上げて君の顔思い出した けれど夕陽が邪魔して 夜に溶けていった 」 |
|
9.黒髪のアイツ |
★★★★★ |
これも歌詞が抜群に面白い。
低音が効いた重いリフがカッコいいロックナンバーです。
AメロとBメロの感情の変化が最大の聴き所です。
曲の展開が非常に面白いんだけど、サビがちょっと盛り上がりに欠けるのが残念。
今まで"アイツ"だった彼女がラストでは"あの娘"に変わるという、心境の変化がグッと来ます。
彼女が髪を染めたことで、主人公はやっと彼女のことをフッ切ることが出来たんでしょうね。
「本当に本当に本当に大好きだった 黒髪のアイツはもう何処にも居ないから」 |
|
10.Lily |
★★★☆☆ |
ミディアムテンポの切ない系のロックナンバー。
明るい曲調で、雰囲気は車でドライブしながら窓から野に咲いた花を見ているイメージ(笑)
蜉蝣にしてはちょっと意外な曲で、普通にJ-POPにありそうな曲です。
良く言えば、安心して聞ける曲。悪く言えば、特徴の無い曲。
サビの突き上げるような歌い方は、大佑の得意な歌い方ですね。
「だから僕は此処から届けるよ君を「好き」だという気持ちを 」 |
|
11.私。 |
★★★☆☆ |
まるで演歌のように哀愁のある、昭和のにおいを感じる歌謡曲。
サビなんか哀愁漂いまくりですね。
歌詞はよくある失恋系ですが、女性の視点から書かれています。
大佑はかなり独特の歌い方ですが、曲と良くマッチしています。
「私はただアナタに話を聞いてもらいたかった」 |
|
12.叫び |
★★★☆☆ |
"叫び"というタイトルなので、シャウトだらけかと思えばそうでもない。
割と普通なロックナンバーで、聞けば聞くほど味が出る感じ。
キーが低めでメロディに抑揚がなく、盛り上がりに欠けるような気がしないでもない。
途中でメジャーキーになり、明るめになるのは面白い。
「そういつからだろう 君と一緒に居るのに 不安消えないのは あぁ本当にゴメンネ」 |
|
13.儚き激情 |
★★★★★ |
たった1分半の中に、これでもかと言うくらい詰め込んだ一曲。
展開も複雑だし、メロディアスだし、歌詞もメッセージ性があって言うことなし。
欲を言えば、短すぎるのでもうちょっと聞いていたいかな。
最初のサビは小さく、2回目のサビは力強くというのが良い。
「強く強く叫び続けた 儚く脆く小さな願い 変われ変われ少しずつでも 届け届け闇を裂いて」 |
|
14.淋しさと眠れ |
★★★★☆ |
サビが印象的なバラードだと思います。
この曲は、前半部分はずっと囁くように歌い、後半はオクターブ上になるという構成が良い。
メロディも歌詞も切ないが、不思議と優しさを感じることもある。
後半盛り上がっていくが、ラストは囁くような歌声で終わるので、
タイトル通り、きっと眠りについたのでしょう。
「振り返らず別れたのは 追いかけてくれると信じていたから」 |
|
15.沈む空 |
★★★★★ |
ポップなメロディに切ない感情を載せたミディアムテンポなナンバー。
大佑の歌声・メロディ・歌詞がとてもマッチしてて、曲の世界にすんなり入れる。
これも「淋しさと眠れ」のように、哀しい気持ちになると同時に、優しい気持ちになれる。
しかし歌詞は絶望的。
「傷付いて傷付いて痛みに慣れていく そこにある存在は自分じゃないと感じた」 |
|
16.光の影 |
★★★★☆ |
珍しく大佑の作曲。
光と影のように、全く対象の物を書いた歌詞は面白い。
相手は光のように眩しい存在で、自分はその影のように「傍に居るだけでいい」という歌。
やはり蜉蝣の魅力は歌詞にあると思います。
曲は蜉蝣にしてはちょっと変わった感じです。
曲順のためか、落首の時よりも聞きやすい。
「辛い時は僕も一緒さ だから今は泣けばいいのさ」 |
|
17.朦朧エピローグ |
★★★★★ |
これは蜉蝣屈指の名曲だと思います。
シャッフルのリズムで妙にノリが良いし、大佑もハイテンションですが、
歌詞は自殺をするという、とてもブラックな内容。
本当に絶望すると笑えてくるという話を聞いたことがありますが、正にそんな感じ。
これぞ発狂系、蜉蝣らしすぎる一曲です。
「空からはザンザンと慈悲の雨 地面にはバラバラの俺が…」 |
|
18.暁 |
★★★★★ |
始まりと終わりのフレーズが同じという、終わりから始まる歌。
問いかけで進んでいく歌詞ですが、中には自分の意志を表示する部分も。
曲はどこかで聞いたようなメロディを、蜉蝣風に昇華させた感じです。
ポップでキャッチーで、一度聞いたら耳に残ります。
この曲の歌詞は、次の曲にも繋がっているのかなぁ…。
「きっとズタズタになり声が枯れても歌い続けるだろう あの日君と見られなかった朝を迎えるまで」 |
|
19.腐った海で溺れかけている僕を救ってくれた君 |
★★★★★ |
ベストアルバムのラストを飾るのはやっぱりこの曲。
蜉蝣屈指の名バラードです。
何度も何度も何度も何度も言うけど、蜉蝣は歌詞が良いんです。
もう一度言うよ 蜉蝣は歌詞が良いんです。
昔に比べると、大佑も凄く歌が上手になりました。凄く心に染み渡ります。
最後は、この歌で泣いてください。
「僕のわがままにつき合わせてごめんね 今まで ありがと さよなら」 |
|
総じて・・・ |
★★★★★★★★☆☆ |
蜉蝣のベストアルバムにしてラストアルバム。
今までの蜉蝣の集大成。
名曲という名曲をぶち込み、その数なんと35曲。これで3500円なんだから安い。
しかし、性的緊張インプラントや、鬱、怨み言などが収録されてないのが残念。
まぁ蜉蝣は良い曲が多いので、全部…っていうわけにはいかないから仕方ないですね。
Disc:1は「蜉蝣」と「落首」を中心に構成され、絶望的な曲が多いです。
Disc:2は「愚弄色」と「黒旗」が中心で、前向きだったりフッ切れた曲が多いです。
単なるベストではなく、アルバム未収録の曲や限定配布の曲、新曲まであるという、非常にお得なアルバムになっています。また、ベストになったことで、今までの曲が新たな側面から見られ、今まで気付かなかった隠されたメッセージ性を知ることが出来るかも。
ビジュアル系の中でも数少ない良いバンドだったので、解散は非常に悔やまれますが、最後に彼らが残してくれたこのアルバムを聞いて、僕らも絶望にサヨナラしましょう。
ありがとう蜉蝣。さようなら蜉蝣。 |